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タクシーの降車後に転倒してもタクシーに責任あり(大阪高裁平成23年7月20日判決)

2013年5月7日7:18 PM.

人身傷害保険における「自動車の運行に起因する」事故かどうかをめぐり、タクシ-降車後の転倒骨折につき、一審の奈良地裁葛城支部はこれを否定し、二審大阪高裁は、これを肯定して人傷支払いを認め、最高裁が人傷会社の上告受理申立棄却をしたというもの。
要点は、転びやすい道路形状であることを認定したうえで、
①降車後1歩か2歩歩いたところで道路段差につまずいた。
②被害者の妻は、そのときまだ車内で運賃精算していた。
このような場合は、運転手がドアを開け、乗客が全員降車し終わってドアを再び閉じるまでの間も自動車の運行中と解するのが相当であるとした。
「駐停車と事故の時間的場所的近接性」の他に駐停車の目的、同乗者の有無及び状況を総合的に勘案して、「自動車の運行に起因する事故」に該当する場合があると解されると高裁は判断した。
結局タクシーの運転手は乗客が降りてもドアを閉め終えるまでは気を抜けないということになるが、タクシー側の責任を重くしすぎのような気がする判決。

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